本日はがけ条例対策のため、既存擁壁の外観状況をチェックしました。
福岡市では3mの敷地高低差がある場合は所定のチェックや対策を行う必要があります。
まずは既存擁壁がどのような構造で作られているかをチェックし、それらの擁壁がひび割れなど劣化していないか、水抜きや裏込め材が適正に入っているかなどをチェックしました。
水抜き穴から中の裏込め材をチェックすると、砕石が見えます。
ピッチも問題ありません。
部分的なひび割れや折れ、腐食等による錆汁などもありませんでした。その他様々な調査結果をとりまとめ、市に提出します。
今回のように敷地に高低差があったり、隣地との間に崖がある場合、擁壁を設置するか所定の離隔距離が必要となり、当初考えていた敷地の使い方ができなくなる場合があります。
また、擁壁がある場合でも検査済証がなかったり安全と認められない状況であった場合は、対策が必要となるため予算の追加につながります。これらの確認がないと建築確認の申請ができませんので、慎重に調査することが重要です。