先週金曜日は、新規改修の検討案についてお打ち合わせを行いました。
既存施設において、一部を改修し浴室を設置するというものですが、どの場所をどのように改修すれば機能的・予算的に実現が可能なのかは、最初の検討項目です。
設計事務所というと設計することが決まってから依頼するというイメージがありますが、アラタデザインではそもそも実現可能かどうか?といった事業計画の段階から検討を行うことが可能です。
現地調査を行い、お施主様と一緒に改修の可能性をヒアリングしながら、意匠的・構造的・設備的にチェックしていきます。
意匠的には、検討場所で機能性は満たされているか。施設として必要なものが無くならないか、といった項目や確認申請など実現に必要な手続きの煩雑性などを検討します。
構造的には、施設全体がいつ建てられたか、また既存構造より改修する上で補強が必要となってくるか、などを検討します。
設備的には、今回は浴室ということもあり配管が可能か、といった根本的な部分の検討、それに伴ってスロープ設置などの意匠的な絡みも検討します。
そのような調査を評価し、実現の可能性を資料にまとめて提出してきました。
このあと概算を出してとりまとめます。業務としては、ひとまずここまでで終了です。提出後、お施主様で工事を行うことが決定したら、設計へと移ります。
どうすれば実現できる?特に改修においては、この悩みはどのようにして相談すべきか悩むと思いますし、せっかく実現する術があるのに、間違った判断をすると諦めてしまうことにもなります。もしかすると、お施主様が想像していたよりも合理的で経済的な解決があるかもしれない、そのような答えが出せればと思い調査・検討を行っています。
実現に向けて、一歩前進です。