先日金曜日は、粕屋町の現場定例会でした。

IMG_1706現場は配筋検査に向けて着々と進んでいます。…と、いつもいいところで大雨が降り、なかなかトントンと進みません。本日も台風みたいな雨の影響で、一生懸命ポンプで排水を行っていました。ですが、請負業者さんの努力もあり、全体的には若干前倒し。仕事も丁寧です。

さて、定例ではスケジュールの確認の後、分科会としてプレカットの協議を行いました。

主な議題はプレカット。プレカットとは、木構造の建方を行うために、事前に工場で木材の仕口等を加工しておくことです。設計時で表現できていない納まりの不明な点、施工の観点からのアイデアなどを出し合いました。

意匠設計、構造設計、プレカット、施工が一堂に会し協議しました。意匠設計は、意匠の観点からの意見だけでなく、各業者・設計間の翻訳と言いますか、口べたな(笑)業者さん達の要点を拾って事態を収拾する役目も担っています。これは、メールだけのやりとりでは大変難しいことです。今回のように直接協議を行うことで、問題点がはっきりとし、解決へとスムーズに導かれるため、やはり立会による協議は重要です。このように多数の目でチェックが入る点が、単独での設計施工や住宅で言うハウスメーカーのように一社ですべてを行わないメリットです。

本物件はこの「建方」が工期を決める重要な要素です。11月の上棟にむけて調整が続きます。

 

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