本日、改修物件の実測を行いました!

DSC01203建物の築年数もあり、確かな情報が少ない物件です。改修に必要な情報は現場実測によって数値で押さえます。コンベックスを使用して柱間の寸法や開口位置を測定します。見えない筋交い、梁や仕口(接合部)等の確認は解体後となりますが、基本設計段階では現況から筋交い位置を想定し、プランニングします。

改修工事は、まず既存建物を正しく把握した上で計画を進めていくことは当然のことです。今回のように古い住宅では、現行法では構造的に強度が不足している可能性もあります。せっかく改修工事を行うのに、内装の表面をやりかえただけで10年も経たないうちに構造体や設備が悪くなってしまったり、強度不足により地震等に耐えられない住宅であるようなことがあっては、何のために高い金額を出して改修したのか分からなくなってしまいます。親から受け継いだ住宅を次の世代まで使い継いでいく、そんな住宅であるために必要な手段を計画し、ご提案していくことが重要です。とはいえ、予算内に納めることが必須ですので、コストと提案のバランスをとっていかなければなりません。

今回は構造体の一部をやり替えることが想定される改修工事です。設計事務所の仕事ではハウスメーカーや工務店と違い、通常は設計・施工とわけて考えますが、今回はそれぞれのメリットを活かしつつ合理的に、かつ素材まで含めたコストパフォーマンスの高い住宅とするための、よりよい「仕組み」を模索してプロジェクトを進めていく予定です。

前回にもまして建物をより良く把握でき、開口や柱の位置から風の通り、眺望を確認することができました。ポテンシャルの高い住宅ですので、今から楽しみです。

実測後、竣工までの大まかなスケジュールの確認を行い、ご夫婦がイメージされるご要望を伺いました。ここからは、隠れた魅力を引き出しつつ、将来住み続けられるプランづくりが始まります。

満足していただける住まいとなるよう、しっかりとご提案していきたいと思います。


カテゴリー: architecture