改修

これからのために「今を知る」、住宅の現況調査

 

平成28年より(平成30年4月より施行)、不動産取引にかかる建物の状況調査は所定の講習を修了した建築士による「既存住宅状況調査技術者」が行う事となりました。
既存住宅状況調査技術者(登録番号:02174000010)

DSC01000「新築・中古一戸建てを買いたい・借りたい」、「新築・中古マンションを買いたい」といった時、家屋がどれくらい劣化しているのか素人目にはわからない当事者同士の見解では客観性がなく信頼できないといった悩みがあるかと思います。
また、親が長く住んできたご実家をそろそろ手を入れ自分たちが住みたいと考えているが、だいぶ古くなっているためリフォームすべきか、建て替えるべきかよくわからないといったご相談もあります。
売買や建て替えを検討していなくても、長期優良住宅など住宅の維持管理に必要な定期的な点検をしたいけどどのようにすればよいか分からないという事もあります。

 

これからの時代は、従来の「建てては壊す」から「価値あるものとしてストックする」といったストック重視の建築のあり方が求められています。国の住宅政策においても平成18年「住生活基本法」より、よりよいストック作りへと歩み始めています。当事務所の「既存住宅状況調査」は、このような場面で一歩先へ進むためのきっかけづくりとして、建築士による簡単な家屋の目視検査を行い、今後の参考にして頂くことを目的としております。

既存住宅状況調査技術者 建築士会の公認インスペクター

 

現況調査で、「これから」を安心・快適に。

IMG_2799現況を知るための「住宅の健康診断」において重要なことは、工事や売買の利害関係にとらわれない「客観的な」診断です。現在問題となっているのは、売買に係るリフォーム業者や不動産関係者等による、利害関係が不透明な検査結果が出るばかりか隠蔽、工事の強要が起きることです。アラタデザインでは、設計事務所という利点を活かし、専門家の視点によって利害関係の無い正しい報告を行います。そのため診断のみをご依頼頂いた場合はその後の工事・売買についての斡旋、勧誘はこちらから一切行いません。

 もし、建て替えやリフォームを決めている場合は、ご要望の耐震性能、デザインを満たすために、時には壁や床を一部剥がすといったより詳細な住宅調査や耐震診断を行うことが重要で、このような簡単な現況検査は必要ありません。住宅の健康診断が人で言う定期検診に対し、治療、手術前の精密検査ようなものです。そのような調査をご希望の場合は、別途お問合せください。

 

□具体的な診断内容、注意事項

・調査場所:福岡県および近郊(ご相談ください)、鹿児島
・構造耐力上主要な部分、雨水の浸入を防止する部分の調査および耐震性に関する書類の確認
・長期優良住宅の点検
目視により調査可能な範囲とし、壁や床を壊す調査は行いません
・劣化事象があっても、欠陥となるかどうかの瑕疵の有無は判定しません
・現行建築基準関係規定への違反の有無は判定しません
・設計図書と現況との違いの有無等の照合はしません。
・戸建て住宅、共同住宅(占有部分)についての検査が可能です。
・持ち家ではない場合は、事前に所有者や管理組合等の許可を得て頂く必要があります。
・調査は屋内でも行いますので、必ず依頼者の立ち会いが必要となります。
・診断結果をとりまとめて、報告書として提出いたします。
・工事業者等の紹介・斡旋はいたしません。
・不動産売買やリフォーム工事前提の偏った調査結果を求める検査はお受けいたしません。
・調査内容等について、依頼者の許諾無く他社に漏らす、提供、公開することはありません。
別途調査
門・塀・擁壁の目視調査
樋の詰まり等の検査
内外装の汚損状況調査


□費用について

法改正にともない、建築士による業務となり、調査費用の改定を行いました。
・既存住宅状況調査:150㎡まで:150,000+交通費(調査可能状況により、若干変動します)
※3時間程度の調査を行い、国が定める所定の様式にて報告書を作成するまでの費用です。
・150㎡を超える住宅及び別途調査は項目により個別にお見積もりいたします。

・長期優良住宅の定期契約の場合は別途ご相談ください。
・検査にあたり、事前にヒアリングを行い業務内容を確認、了解の上日程を決定します。
・キャンセル料 3日前まで0%、前日まで20%、当日は30%頂きます。

 

□まずはお問い合わせください。

木造を中心に、住宅の改修や商業ビルや公共施設の改修などを手がけた経験からみなさまのお悩みにお答えします。何でもご相談ください。 ご相談はこちら